2月4日(土)、所沢市環境クリーン部リサイクルふれあい館主催による「生ごみ減量・資源化講演会」を中央会館にて開催
<生ごみ減量・資源化講演会>
講師には「生ごみ減量・資源化アドバイザー」の菊一敦子先生をお迎えし、生ごみカラットを使って生ごみを半乾燥させ、堆肥にする方法を教わりました。
<講師の菊一敦子先生> <所沢市環境クリーン部の職員>
燃えるごみの約4割は生ごみが占め、その生ごみの約7~8割は水分であるという調査結果(生ごみ減量・資源化講演会資料より)から、燃えるごみを削減するためには、生ごみから出来るだけ多くの水分を取り除く事が重要であるようです。
また腐敗の原因となる水分を減らした生ごみからは、品質の良い堆肥を作ることが出来るそうです。
生ごみカラットは、水切りした生ごみを風通しのよい状態で保管するための容器で、水分を多く含む野菜や果物は、この容器で保管することにより自然乾燥され劇的に軽くなります。
燃えるごみが軽くなれば、ごみ置き場まで運んでいく作業が楽になり、高齢化対策としても期待できます。
この他にも、生ごみに水道水をかけないようにシンクの中に入れない、排水溝の受け皿は浅いものに取り替える、お茶殻を捨てる際には軽く搾るなど、生ごみカラットを使わなくても出来る水分の減量方法を教わりました。
<出席者には、生ごみカラットを提供していただいた>
所沢市民1人が1日10グラムのごみを毎日減らすことが出来たら、年間8,430万円もごみ処理にかかる費用を削減出来るそうです。
小さじ2杯分の水分を生ごみに入れないように意識するだけで、所沢市の重要な市政にかかわる税金の節約に協力することが出来るのです。
松が丘の住民の皆様には、これからも燃えるごみの削減につながる集団資源回収にご協力をお願いすると共に、環境問題に関心を持って頂けるような講演会やもったいない市を開催していきたいと思います。
今回の「生ごみ減量・資源化講演会」にご参加くださいました皆様、誠にありがとうございました。
環境美化担当理事 松本隆義 加來英乃