『明治神宮参拝と御苑散策!』
5月23日(火)絶好のウォーキング日和になり、『気楽に歩こう会』では、明治神宮の“花菖蒲”を見ようと参加者35人が、所沢駅に集合。メンバーは新しく作った小旗を中心に4班に分かれてJR原宿駅に向かいました。
日本一の大鳥居の参道を身も心も弾む足取りで本殿へ。まずは、お清めの手水。新しくなった第三の大鳥居の前で記念の集合写真を撮影。
本殿前では、神職の堤さん・中嶋さんにお出迎えして頂き、早速皆さん神聖な気持ちで、御社殿に参拝しました。続いて大きな楠の木の日陰に集まって、堤さんからのお話を拝聴しました。
<参道を本殿に向かってウォーキング> <神職の堤さん・中嶋さんがお出迎え>
明治神宮は、明治天皇・昭憲皇太后をおまつりする神社で、江戸時代初めは熊本藩主の加藤家が、その後彦根藩主井伊家の下屋敷の庭園で、明治維新後、皇室の御料地となり、明治天皇はこの武蔵野の里山の面影をいたくお喜びになり、
“うつせみの 代々木の里は しづかにて 都のほかの ここちこそすれ”と詠まれました。
こうして、1920年(大正9年11月1日)に創建された神社です。とご説明していただきました。2020年の東京オリンピックの年に創建100年を迎えるため、各建物は真新しい銅板による屋根の葺き替え工事中でした。初詣の三が日の参拝者は300万人、年間約1000万人の方が参拝され、最近では外国の方が多く半分以上を占めるそうで、絵馬もご覧の通り横文字が目立っていたのにはびっくりしました。
<左側の屋根は新しい銅板に葺き替え完了> <横文字が目立った絵馬> 。
続いて、御苑のご案内では、杜の管理を担当されている田中さんから、明治神宮の総面積は70万㎡、東京ドームの15個分とのこと。全国の各県や樺太・朝鮮・台湾等からも献木された10万本の苗木が97年の歳月で立派な杜になりましたとのお話でした。
この東京のど真ん中で自然の生態系が大切にされ、常緑広葉樹(楠・シイ・カシ等)による天然更新が行われている旨のお話がありました。
平成23年の調査では2840種類の動植物が生息し、234種類の生物がオオタカを頂点とする食物連鎖により生息しています。とのお話に、私たちが住む狭山丘陵の雑木林(落葉広葉樹)等の自然環境の保全に、共通した取り組む姿に、参加者は真剣なまなざしで、具体的な一つ一つのお話に聞き入り、自然の尊さを再確認する貴重な体験となりました。
<御苑の杜について田中さんのお話し> <数寄屋造りの木造家屋> 。
期待した花菖蒲は、時期が早く見られませんでしたが、数寄屋造りの木造家屋もある庭園は、昭憲皇太后のご休憩所として、明治天皇が思し召しになられたもので、庭の芝生に厳かに咲く“チリアヤメ”の可憐な姿と南池(なんち)に浮かぶスイレンの花等に疲れも忘れ、素晴らしい御苑に癒されました。
<庭の芝生に厳かに咲くチリアヤメ> <南池(なんち)に浮かぶスイレンの花>
大切に育てられた御苑の杜や花菖蒲田、そして清正井の説明をお聞きし、流れゆく時代の変化の中で、人と自然との出会いや調和の大切さについて理解を深めることが出来ました。
<貴重なお話を頂きました堤さん・田中さんもご一緒に記念の集合写真>
具体的でわかりやすいお話を拝聴することができました。参加者一同大変喜んでおります。本当にありがとうございました。
中締め後は、文化館での昼食タイムも奥深い明治神宮のお話で盛り上がりました。
本日も、沢山の皆様のご参加とご協力により、素晴らしいウォーキングを無事に締めくくることが出来ました。
次回6月22日(木)は、高幡不動尊参拝とアジサイ観賞を企画しています。
皆様のご参加お申し込みをお待ちいたしております。
『気楽に歩こう会』代表 藤原敏郎