第54回 気楽に歩こう会(小金井公園の江戸東京たてもの園見学とコスモス観賞)実施報告

『江戸東京たてもの園』で歴史的な建物を見学!

10月17日(火)秋雨前線が停滞する今年の長雨。今朝も、午前中は小雨の天気予報。それでも2ヶ月ぶりのウォーキングに期待して、所沢駅には、8:45に総勢37名のお元気な笑顔が集合。早速4班に分かれて、リーダーによる点呼でお元気な朝の挨拶。

今回は、小金井の平坦な公園で、路線バス利用も可能な場所であり、西武新宿線の花小金井駅から、徒歩組(25名)とバス組(12名)に分かれて、それぞれ『江戸東京たてもの園』に向かって小雨降り続く中、広い園路に傘の花を咲かせて、10時には皆さん揃っての再会に笑顔が満開の記念撮影をした。
(注)2つの集合写真はクリックすると拡大します。

<『江戸東京たてもの園』の前での記念撮影>

早速、たてもの園の歴史ある建物をそれぞれが散策。園内が広く『車いす』利用の参加となったチームも会員皆さんのご協力の基に、高橋是清邸の二階までご一緒出来、1936年(昭和11年)の2・26事件の現場の紹介と、明治中期のガラス窓などにびっくりしました。

 <『高橋是清邸』に感激のご夫妻>     <蛇の目傘に車いすの参加者もご満悦>

続いて、農家や洋風建物などをそれぞれに見学し、ボランティアガイドのお話に、昔を懐かしむ方と、当時の家造りや日本庭園のすばらしさに満喫出来たひと時でした。

 <デ・ラランデ邸内カフェ『武蔵野茶房』>  <江戸中期の茅葺農家『綱島家』> .

一行は、下町中通りの休憩棟で持参のお弁当を広げ、また、二階では温かい うどんを美味しくいただきながらのおしゃべりに外の雨も上がり、『子宝湯』へと歩を進め、当時の公衆浴場の脱衣籠や壁に描かれた富士山などを見学し、昔を懐かしむ姿が印象的でした。

 
<たべもの処「蔵」>          <公衆浴場『子宝湯』前で>

 
<公衆浴場の入浴料金>          <脱衣場はこんな風景>

 
<お馴染みの富士山と浴槽>         <お茶目な参加者(混浴?)>

下町の風景では、乾物屋さんの角にたばこのショーケースが、また、当時のお酒や缶詰を見つけて、「子供の頃、熱がある時にミカンの缶詰を食べさせてもらった」などの昔話が盛り上がり集合時間を忘れての楽しい下町散策は、都電が水たまりに写り雨上がりの風情情緒を見事に映し出していた。

  <雨上がりの水たまりに都電>    <明治時代の万世橋交番と郵便差出箱>

13時に全員が集まり、雨の中で開催した裏話が披露され、笑いと満足の中締めをした。

続いて、雨上がりの公園内の散策は、満開のコスモス観賞へと向かい、途中都電をバックにした集合写真は、本日の満足さを笑顔にした記念撮影となった。


<都電をバックに集合写真>

期待のコスモスは、小金井公園のつつじ山広場で満開に咲き誇り、皆さんは優しくコスモスの花弁を手に、この公園の広さと自然の木々に満足の一日となり帰路に向かった。

<締めは満開のコスモス園で!>

今回も、予想を上回る皆様のご参加でした。足・腰に不安のある方も参加できるようにと、路線バス利用コースも取り入れました。広い公園内で沢山の見学をするには、車いすなどの利用も考えられますが、まだまだ工夫が必要である旨、貴重な体験が出来ました。ご協力いただきました皆様に心よりお礼申し上げます。本日も無事に楽しい一日を締めくくることが出来ましたことを大変うれしく思います。ありがとうございました。

次回の11月の予定は、紅葉に映える奥多摩の鳩ノ巣渓谷散策を計画しております。深まりゆく秋の川辺での散策であり、楽しいお弁当持参でのご参加をお待ちいたしております。

『気楽に歩こう会』代表 藤原敏郎