梅雨明け間もない、暑く晴れた6月30日(土)午後、カフェテラスに、松が丘にお住いの井上さんが来てくださり、お話し会を開催しました。
井上さんは、児童館のお話し会、小学校の朝読書で本のよみきかせをしていらっしゃいます。よみきかせの中で、本を読むことの大切さを子どもたちに伝えたいと活動していらっしゃいます。
自己紹介と活動の紹介の後、まず手作りの紙芝居で話をしてくださいました。「わらしべちょうじゃ」という題で、小さな紐から始まりミカン、反物、馬、大きな屋敷と交換しながら最後に長者になるという童話でした。子供の頃に見た紙芝居を思い出しますが、手作りの感触が伝わってきました。
次にいくつかの本の紹介をしてくださいました。東日本大震災に関係した絵本、イスラム教に対する偏見のなくなる本、そのほかを紹介されました。
最後に、「ハルばあちゃんの手」という本のよみきかせでした。「人が生きるということは・・・」と我々に問いかける解説文を参加した皆さんに配られました。解説文ではこの絵本の絵の訴えかけるものを紹介し、この絵本から、顔・手の表現のすばらしさ、別れの悲しみ、慰め、歓びを感じられると訴えていました。
本を読むことは心を豊かにする。顔を見て相手の表情を見ながら話すことで、相手の感じていることが伝わってくると、おっしゃっていました。
聴いていた皆さんもうなづくことが多かったと思います。
本を読むことの大切さを語る姿に情熱が現われ、聴いている皆さんにもそれが伝わって熱心に聞き入っていました。
これからも、時々、会場を盛り上げて下さる方に参加していただき、それをお手伝いしながら、楽しめるイベントも取り入れたカフェテラスにしていきたいと考えております。
よろしくお願いいたします。
カフェテラス松が丘 星野直彦