今年で35回目となる所沢松が丘自治会主催の恒例
「新春餅つき大会」が1月12日(日曜日)に開催されました
前日までの天気予報では傘マークが取れず開催が危ぶまれましたが、当日は曇り空ながら雨の予報は外れ、予定通り実施することが出来ました。会場の南大谷公園では早朝から炊出し班が会場の一角に設けられた釜に火を入れ、餅つきの準備を始めています。毎年60kgのもち米(約20臼分)を焚き上げるのですから大変です。一方、会場の中央にはお焚き用のヤグラが組み立てられ、住民の方々が持ち寄られた正月用の松飾りが積み上げられていきます。やがて会場の一角で「ヨイショ」「ヨイショ」の威勢のよい掛け声と共に、餅つきが始まります。慣れた手つきの活動部のつき手たちに交じり、力自慢の若衆や初めて杵を持つ子供たちの飛び入り参加もあり、会場は盛り上がって来ます。最近では家庭で餅をつく機会もなくなり、実際の餅つきを知らない子供達も増えてきました。そんな中、「新春餅つき大会」は松が丘の地区内で餅つきが体験できる貴重な機会です。
<慣れた手つきの活動部による力強い餅つき>
<初めて杵を持つ子供たちの飛び入り参加>
午前9時40分、粋な衣装に身を包んだ、松が丘太鼓サークルの方々が勢ぞろいし、祝い太鼓の威勢のよい音が会場に響き渡ると、いよいよ第35回新春餅つき大会の始まりです。会長(代行)挨拶に続き、お焚き台に積み上がった松飾に火が入ります。火入れは今年の年男・年女の方4名にやってもらいました。今年1年の無病息災を祈願し、松飾は勢いよく燃え上がり白い煙となって冬空に吸い込まれていきました。
<祝い太鼓の威勢のよい音が会場に響き渡る>
<お焚き台に積み上がった松飾に火が入ります>
午前10時、会場を取り囲むテントの前では長い行列が出来ました。出来立ての餅、豚汁、甘酒の配布の始まりです。テントの中では南陵中学のボランティア生徒さん達が配布作業に大忙し。今年は南陵中学から14名の生徒さんがボランティアとして参加してくれました。出来上がった餅を自分の手でまるめる「もちまるめ体験コーナー」も南小、荒幡小PTAのお母さん方の手により企画されました。
<出来立ての餅、豚汁、甘酒の配布>
<もちまるめ体験コーナー>
一方、会場横の広場では正月遊びコーナーが設けられ、昔懐かしい正月遊び、コマ回しや羽子板・竹馬が体験できます。子供たちに遊び方を教えるのは経験豊かな「みまもりボランティア」の方々です。また、公園の外周道路には所沢市消防団第八分団の真っ赤な消防車が横付けされ、実際に消防車に乗れる消防士体験コーナーが子供たちに人気を博していました。
<正月遊びコーナー>
<消防士体験コーナー> <J:COMのインタビュー>
祝い品配布の長い列も短くなり始めた頃、本部テント前では福引大会が始まりました。福引券を手にした人々の大きな輪が出来、次々に読み上げられる当選番号に一喜一憂。本部前は最後まで住民の方々の熱気に包まれていました。
このようにして今年の「新春餅つき大会」も盛大に開催することができました。「新春餅つき大会」は地域の住民の方々から「新春餅つき大会が終わらないと正月が明けない」、とまで言われる度に地域に根付いた行事となりました。住民の方々が新年の挨拶を交す場として、また子供たちにとっては正月の楽しい思い出として、「ふるさと松が丘」の一日を演出する事が出来たのではないでしょうか。
最後に、「新春餅つき大会」の企画・運営に協力して頂いた理事、班長、活動部、ボランティア団体、PTA、それに南陵中学校のボランティア生徒の皆さん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
新春餅つき大会実行委員長 森田茂