急に寒くなった11月30日(土)の午後、松が丘にお住いの平吹さんに、昨年に続いてカフェテラスにおいでいただき、「楽しい脳トレ教室」というテーマでお話しをして頂きました。
平吹さんは、近くの幼稚園から大学まで幅広く毎月お出かけになり、「考えるっておもしろい」を実践する授業をしていらっしゃいます。
・初めにペットボトルの中にプラスティックの魚を浮かべたものをいくつか、皆さんの前に置きました。
ペットボトルの横を握ると中の魚は沈んでいきました。
会場は、この不思議な現象に驚き、はてな(?)マークで顔を見合わす出席者の面々。
どうしてか、皆さんにも考えていただきましょう。
・続いて、サイコロの各面に文字が書かれた立方体をならべて言葉を作るという遊び。
サイコロを8個取り出し、その全部を使って、2文字の言葉、3文字の言葉、いくつかの言葉を作って、ならべるという遊びでした。みなさん、楽しそうに立方体の文字を並べて、うまく出来た方の得意顔が印象的でした。
<浮いていた魚が沈む(浮沈ゲーム)> <言葉探しゲーム>
・続いては、鳴き声と鳥の問題です。鳩は「クークー」と鳴くから鳩という漢字になった、鶏は「ケイケイ」と鳴く、鴨は「コウコウ」と鳴く、という話でした。鳴き声で出来ている漢字を考えましょう、という問題で、答えを当てるより考えることが大切だそうです。
・その次は、奈良時代の人口は「600万~700万人」だった。現在の自分の先祖をたどると、「奈良時代に生きていた」という人は何パーセントか?という問題が出されました。
自分の父母2人、その親は父方・母方の祖父・祖母2人ずつ4人、さらにさかのぼると8人、また、さらにとさかのぼって奈良時代にまでたどると何人になるか?そう考えたらどうか?これも答えを出すより、考えることが大切だということでした。
<鳴き声からできた漢字?> <考えることの大切さを語って!>
平吹さんは、専門は数学だそうです。「子どもたちは、本当はみな数学が好きなんだ、考えることが面白い。高齢者にとっても、どうして?本当?と考えて脳を活性化させることが、最も大事なことである」とおっしゃっていました。
多数の小道具を準備していただき、その時、その場で観ている人に合ったものを取り出し、見せていただきました。
<プラスティックの竹とんぼ>
私たちの、普段なかなか経験しないことを考える体験をさせていただき、昨年に続き、久しぶりに脳を活性化することが出来たように思われます。ありがとうございました。
これからも、時々、こうして会場を盛り上げて下さる方々にお願いして、楽しめるカフェテラスを盛り上げていきたいと思いますので、皆さんからのご紹介やご推薦も併せて宜しくお願いいたします。
松が丘カフェテラス 代表 星野 直彦