新年のごあいさつ

新年明けましておめでとうございます。

2024 年 1 月 1 日 初日の出の富士山(多摩湖)

去年5月、新型コロナが5類に移行、それまで自粛していました、いろいろな活動が再開、当自治会も、コロナ禍の中で自粛していた行事や活動を少しずつ再開しています。

特に去年は、自治会が発足して 40 年が経った節目の年でしたので、40 周年を記念して、9月に住⺠全員を対象にしたアンケート調査を実施しました。その結果、松が丘を選んだ理由で最も多かったのが「緑豊かで清潔、整然とした美しいまち」で、約 87%の方が回答し、また将来にわたって現在の環境を守りたいと思っていると回答されたのが全体の 85.5%と、現在の環境をどう守り、次代に引き継いでいくかが、今の自治会にとって最大の課題のように思います。

問題は、その課題に取り組む住⺠の高齢化です。40 代、50 代が中核だった松が丘も 40 年が経ち、65 歳以上の住⺠が半数近くを占めるなど高齢化が一段と進み、子どもを通しての住⺠同士のコミュニケーションの機会が減っているばかりか、近くに相談相手がいない“独りぼっち”の高齢者が増え、孤独や孤立を感じています。高齢者を狙った特殊詐欺事件が急増する中で、住⺠同士の絆をつなぐ、サークルやボランティア団体の活動が極めて重要な役割を担っていることが良く分かります。また高齢化に伴い、自治会活動や班⻑の役目に負担を感じる方も多く、どうすれば自治会の活動の負担を減らすことができるかが喫緊の課題となっていて、自治会としては、ボランティアの人たちによるサポートや外注も視野に入れながら、住⺠の負担を軽減する方策を当面の最重要課題の一つとして捉えています。

年末の 12 月には、40 年間の歩みを年表や写真で振り返ったり、サークルやボランティア団体の活動を紹介したり、またアンケートでお寄せいただいた住⺠の皆さまの意見を紹介したりする展示会を実施、住⺠の皆さまが協力して、これまで「まちづくり」を進めてきた経緯や思いを少しは共有することができたように思います。

地域としては、成⻑・発展から成熟の段階に入ったものと思いますが、これからも住⺠の皆さまからの声を大事にしながら、いつになっても「住んで安全・住んで安心の、楽しい、心豊かな松が丘」が、住⺠皆が実感できるように、引き続き、努力していきたいと思いますので、ご協力・ご支援のほど、お願い申し上げます。もちろん、その基本精神は「心と心のキャッチボール」です。

2024 年 1 月 1 日 会⻑ 齋藤宏保