
10月25日(土)、松が丘中央会館で講演会「自分の人生、大切な人の人生 どのように締めくくりますか ~人生会議(ACP)とは?」が開催されました。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは自分を主体に、家族や近しい人、医療者も交え将来の医療やケアについて意思決定していくプロセスのことです。
吾妻地域包括支援センター主催、所沢松が丘自治会共催で、講師は所沢白翔会病院の石口祥衣氏です。参加者は31名。
<講師 所沢白翔会病院の石口祥衣氏>
 
<吾妻地域包括支援センター> <所沢松が丘自治会 会長 松本隆義>
講演では、
- 終活とは、人生の後半期を生き生きと過ごすための準備。今をどう生きるか?
 - 誰でもいつでも、命に関わる大きな病気やケガをする可能性がある
- 命の危険が迫った状態になると約70%の方が、これらの医療やケアなどについて自分で決めたり、人に伝えたりすることができなくなる
 
 - 人生会議(ACP)のメリット
- 選択を迫られる方(家族)の心の支えにもなる
 - 自分の希望に沿える
 - 突然の病気や事故に遭っても話し合っていることで、医療の選択の助けになる
 
 - あなたの思いを書いてみる
- 大切にしていること
 - 医療ケアについて(望む医療)
 - 自分の思う健康とは(これだけはイヤ!なこと)
 - 過ごしたい場所(自宅、病院、施設、その他)
 
 
大病を患った人の体験から、前々に心の準備をしておくことや、かかりつけ医と違う病院との連携など質問が出され、医療を携わる方々などの話をしていただきました。
今回の講演会では、自分の大切にしていることや、望む医療・ケア(どの治療法を選択しても苦痛は最小限にしてほしい)など、考える時間となりました。

<参加者は31名>
福祉担当理事 猪狩利一