旧朝香宮邸と庭園、自然教育園に感激!
<東京都庭園美術館で全員集合写真 35名参加> (クリックで拡大します)
5月10日(木)小雨降る所沢駅に、新しく参加の4人も含めて、総勢35人(女性24人男性11人)の全員が集合。本日の行事では、会員の方に企画から下見までして、詳細なタイムテーブルの案内書を作成していただきました。その案内に基づき、班毎にメンバーの顔ぶれを確認し、電車で池袋に向かいました。池袋からはJR山手線の目黒駅で下車。トイレを済ませた一行は、そぼ降る雨の中を東京都庭園美術館に到着し、正面玄関で集合写真を写しました。
旧朝香宮邸及び庭園は60分の観賞。それぞれに分散して館内のアール・デコ様式による素晴らしい展示品について解説をお聞きする人。また、雨の中、日本庭園や西洋庭園を観賞し、吉田茂外相・首相公邸として使われた客室や庭園等に当時を忍ばせる素晴らしいたたずまいに一同感激で、係員の解説に聞き入っていました。
(注)アール・デコ様式とは、1910~30年にフランスを中心に工芸・建築・絵画・ファッションなど全ての分野に波及した装飾様式の総称。
約60分のアール・デコ様式の観賞も、あっという間に過ぎ、一行は、国立科学博物館附属自然教育園へと歩を進めました。
<自然観察指導員の佐藤さんより自然園の説明>
こちらでは、自然観察指導員の佐藤さんより、JR山手線の内側にある、東京ドームの4.5倍もの敷地に広がる自然園について、豪族の館から始まり、江戸時代は高松藩主松平頼重の下屋敷となり、明治時代は陸・海軍の弾薬庫、大正時代は御料地と歴史を重ね、この間一般の人が立ち入りできない広大な自然が残されて、昭和24年に一般に公開されました。との解説に皆さんはびっくり!! 早速、モミジの種子についての繁殖の方法など、身近なわかりやすい説明に、私達が暮らす狭山丘陵を超える自然が豊富で、オオタカが住む都内のオアシスに参加者は感激し、佐藤さんの説明をお聞きししながら自然の森へと導かれ、路傍植物園ではヤマボウシやフタリシズカ、トベラ等の樹木や山野草がかわいいお花をつけて私たちを出迎えてくれました。
中でも、ムクロジについての解説は、ペットボトルの水に解けて泡を発生し、昔は、洗剤として代用され、実の中に入ている黒い種子は、羽根突きの羽の玉や数珠に利用されるため、川の近くや神社に植えられている旨の解説に参加者はなるほどと、優しい解説に大喜びのひと時も、いつしか雨もやみ、水生植物園ではイノバラやカキツバタ、キショウブが露をしたためきれいに出迎えてくれました。
こうして、小雨の中での自然教育園の観賞会も無事に教育管理等に戻り、佐藤さんへの感謝を込めてのお礼の挨拶で、本日の鑑賞会をお開きとしました。
ありがとうございました。紙面をお借りして御礼申し上げます。
次回は、6月末、都下あきる野市にある ‟南沢あじさい山“ でのあじさい観賞を計画しています。こちらも、会員による企画と下見を実施して、詳細のご案内を後日配布いたしますので、皆さんとのお会い出来る日を楽しみにしております。
『気楽に歩こう会』代表 藤原敏郎