松が丘自治会 第34回 「新春餅つき大会」を開催しました

所沢松が丘自治会主催の恒例「新春餅つき大会」は今年で34回目を迎えました。代々の自治会役員の方々から引き継がれてきた大切な行事です。毎年正月明けの第2日曜日(今年は1月13日)に2丁目の南大谷公園を会場に開催されます。今年は前日の会場準備では午後からチラチラと小雨が降り、天候が心配されましたが、当日の朝には上がり、午前9時ごろには日差しが戻って来ました。

<松が丘太鼓サークルによる祝い太鼓>

大会当日は早朝から担当者が会場の一角に設けられた釜に火を入れ餅つきの準備を始めました。午前9時にはお焚き用の松飾りを手にした住民の方々が三々五々集まってきまた。その頃には会場の一角で「ヨイショ」「ヨイショ」の掛け声も威勢よく、餅つきが始まりました。慣れた手つきの活動部のつき手たちに交じり、力自慢の若衆や初めて杵を持つ子供たちの飛び入り参加もあり会場は盛り上がって来ます。今年は餅つきの省力化を狙い「餅ねり機」を借りて来ました。餅つきは最初の「こね」が大切で、この「こね」が餅の出来栄えを左右します。しかしこの作業、経験と体力が必要でその要員集めに苦労して来ました。今年はその部分の機械化に着手し、省力化を試みました。

 
<餅つき>


<餅ねり機>

会場の片隅では南小、荒幡小PTAのお母さん方による「もちまるめ体験コーナー」や手作り「綿あめコーナー」も開店しました。やがて松が丘太鼓サークルによる祝い太鼓の威勢の良い音が会場いっぱいに響き渡り「新春餅つき大会」の開会が告げられました。会長挨拶に続き、会場中央に設けられたお焚き台に今年干支(猪)の年男・年女による点火式が執り行われました。今年1年の無病息災を祈願し、お焚台の松飾りが勢いよく燃え上がり冬空に吸い込まれていきました。

  
<会長挨拶に続き、年男・年女による点火式>

 
<「もちまるめ体験コーナー」と「綿あめコーナー」>

今年の祝い品配布はつき立ての餅、豚汁それと甘酒です。各配布所には長い行列が出来ましたが南陵中のボランティア生徒さんの活躍で手際よく配布されていきました。松が丘自治会では毎年、正月の祝い品を住民の方々に無料配布を続けています。これも「新春餅つき大会」に参加して頂いた自治会の役員、班長また活動部やPTA、各ボランティア団体・サークルの協力のお陰です。

 
<つき立ての餅、豚汁それと甘酒の配布>

会場横の広場では正月遊びコーナーが設けられ、昔懐かしい正月遊び、コマ回しや羽子板・竹馬を子供たちが体験できます。遊び方を教えるのは経験豊かな「みまもりボランティア」の方々です。また公園の外周道路には所沢市消防団第八分団の真っ赤な消防車が横付けされ、実際に消防車に乗れる消防士体験コーナーが子供たちに人気を博していました。

 
<正月遊びコーナーと消防士体験コーナー>


<南小と荒幡小の児童の皆さんの今年の抱負> (注)クリックすると拡大します

祝い品配布の長い列も短くなり始めた頃、本部テント前では福引大会が始まりました。福引券を手にした人々の大きな輪が出来、次々に読み上げられる当選番号に一喜一憂。本部前は最後まで会員の方々の熱い熱気に包まれていました。

 
<福引大会>

正月明けの清々しい一日を普段は顔を会す機会が少ない住民の方々が新年の挨拶を交す、子供たちは自分たちの住む街で正月のイベントを楽しむ、そんな「ふるさと松が丘」の一日でした。

新春餅つき大会実行委員長  森田 茂